お絵描きソフトとしてClip Studio Paint(クリスタ)やPhotoshopが有名ですが、いずれも業務用に使われており、体験期間を過ぎれば月額料金が発生します。
体験期間はクリスタで3か月間、Photoshopで7日間と短く、ソフトに慣れる前に体験期間が終わってしまって、諦めてしまったという方は多いと思います。
「お絵描きが趣味で、小さい頃から絵を描くことが好きだったから、デジタルペイントを始めよう!」と思い立っても、「まだ色塗りやレイヤーに慣れていないのに、毎月の出費が理由で辞めてしまった」というのは、絵を描くモチベーションがあったのに、もったいないと思います。
そこで、気が向いた時に絵が描きたいという方に向けて、Kritaがおすすめです。
筆者は2年ほどKritaを使用していますが、お絵描きするために必要な機能は申し分ないと思います。
使用環境
筆者は以下で使用しています。
あまり重たいと感じたことはありません。
ただ、一回ソフトが落ちたことがあるので、それ以降は自動保存を設定するようになりました。
OS:Windows 11
液晶タブレット
CPU:Intel Core i7 第9世代
RAM:16GB
GPU:GTX 1660 Ti
良い点①:十分な機能
Kritaは無料と思えないほど機能が充実しています。
- プリセットブラシ
下絵用の鉛筆、清書用のインク、色塗りまで問題なくできます。 - レイヤー機能
- 色塗りに役立つサムネイルクリックによるマスク
- はみ出し部分を無効にするアルファ継承
- 乗算、スクリーンなどのレイヤータイプ
良い点②:広告なし
Kritaは無料で優秀なお絵描きソフトであるにもかかわらず、広告が入りません。
一方、有料ソフトが出している無料版には広告ありがほとんどです。(例:アイビスペイント)
絵を描いている時に、広告が入ったら気が散ってしまうでしょう。
お絵描きには集中力が欠かせません。
改善点
お絵描きツールとして優秀なKritaですが、選択ツールにおいてはPhotoshopに遠く及びません。
そのため、背景のある画像からオブジェクトを切り抜くような編集には向きません。
また、日本語で解説されている動画や資料が少ないのは日本人にとって、デメリットになるでしょう。
ただ、インターフェースや基本的な機能は他のソフトと大差ないため、筆者の場合そこまで問題にならなかったです。
まとめ
今回は無料お絵描きソフトKritaを紹介しました。
Kritaは画像編集や切り抜きには不向きですが、お絵描きツールとして申し分なく、さらに無料かつ広告なしで使用できます。
お絵描きが好きでデジタルペインティングを気楽に始めたいという方は使ってみてください。
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